jidoutekina

感想はすべてネタバレ無双

『ポケットモンスター スカーレット』道中記②

ポケットモンスター スカーレット』にドはまりしてやりまくっており、三つのルートを終えたので書き記しに来ました。


・レジェンドルート
ペパーくんとマフィティフのエピソードは……。私は…かつて実家で飼っていて大往生した犬のことを思い出し……元気でいてくれればそれだけでいいというのは本当にそうだよね…。となり…そんなの協力しないわけないでしょ!!
全体的に、「人とポケモンってこういう風に当たり前に絆を結ぶものなんだな」とわかる話で、ポケモン初の自分にとってその提示が有難かったし魅力的だった。
マフィティフの大柄な老犬らしいのったりした動き、最後元気になっていくあたりのペパーくんの愛おしそうな所作も好き。
ペパーくん、気のいい男の子で、あとこの作品ってけっこうキャラの学校上の立ち位置が何となく想像できるとこあるんですけど、ペパーくんの「すごく内向的な陰キャってわけでもないが大人しめではあり、だからこそどっちでもなくてあんま友達がいない」感じが納得があって。いい造形だなあと思っていました。
あと不仲な異性の親を「あいつ」っていう子いいよね いいよね

あとこのルートはコライドンがマジでかわいかった。サンドイッチ!サンドイッチ!アギャッス!してるのがかわいくて、わざと一回あげずにシュンとさせてしまったりした。明らかにショゲててかわいいから!

寝ている姿もかわいいね

苦戦した相手はペパーくんです。戦いが苦手って言ったじゃんか!!

試されたのであった

マフィティフ元気そうで嬉しいねと思っていたらボッコボコにされてウケた。
いや、正確にはあの確定で五連撃してくる貝に。
相性だったのかなんなのかよくわかんないけどアイツめっちゃ強かったな…。
食材っぽいポケモン多かったのは彼らしくてよかった。でもあの貝はやめて。

・スターダスト★ストリート
学校青春劇のテイストが強くてよかった。スター団の事件そのものはもう終わっていて、乗り越えること自体はもうできていて、その幕引きの仕方の話というのも好み。
またスター団のメンツが、態度大きめの金持ちとかマジメな委員長とかなのがなんというか…凄くわかるやつでね。
なまじポケモンバトルという「戦える手段」があるのも決起を起こした理由な気もするな。
このあたりの語り口が、学校生活のリアリティを保ちつつキツすぎないバランスに感じられ、好きなお話です(元校長が使用人になってるのだけは「いやそうはならんでしょ」となったけど)。

その中でも、クラベル校長が相棒枠なのが好き。個人的に、「導き役としての正しく良き大人」っていう描写を強く打ち出されると「結局は作り手の大人・消費している大人の自己正当化だよなあ」って思ってしまうところがあって。
校長は「何も知らなかったところから、なんとか皆に負担のない道を模索したい」という足掻きがずっとあって、そこがよかった。私がカシオペアさんに頼まれて走った道のりは、彼が懸命に自分の目で知ろうと頑張っている道のりでもある。
その結果立ち塞がってきたときはヤバかったが…。ウェーニバルが強すぎて!動く前にワンパンで死ぬ!
結局ドオーの毒とマルリルじゃれつきパンチでなんとか削った記憶。
ただ、ホゲータ選んだからとはいえ、ウェーニバルと校長ってなんか似合う組み合わせだなというのと、あのときのクワッスを校長が大事に育ててたことのうれしさとでかなり好きなとこでもあります。

雪景色を眺めるマリルリ(名前:ぐみ)

ボタンちゃん。この子のファッションの「ぽさ」すごくて、しかもかわいくていいよね。チュールスカートとモフモフリュックのキュートさに、パーカーとか厚手のタイツなのがギークでね。にしてもなにげにやってたハッキングがヤバすぎるだろ。
彼女の最後に会いに来たスター団のみんなが「お疲れ様でスター!」をしてくれて(動きがバラッバラなのがいい)、「あれダサすぎて逆にありだよねー」って話すところに、彼女たちだけの青春が伺えて好きです。
いつもそれぞれのルートごとにトランジションが入るけど、スター団のロゴが出るあれが 毎回「スター団は自分たちの宝物だから」って言ってそこで一回トランジションで切る ってなってたのがなんか、やたら好きで。彼女たちだけの青春なんですよね。そこに踏み入れないからこそ背中を押せたのだという質感がよかった。

チャンピオンロード
このルートはいろんな街に行けたのがまず楽しかった…!
パルデアの色彩豊かなそれぞれの街を見るのが大好き。
前回の道中記を書いたあとにリップさんに勝ち、それからコサジの実家に帰ったんですが、実家にベイクタウン産らしい皿が飾ってあって。ああ、私たちの生活ってここにあるんだ!って実感できて…そういうのがすごくうれしい。またスペインのああいう陶器ってかわいいんだよな…。
(あと、この実家に帰った時に母親に「野菜ちゃんと食べてるの?食べなさいね」と野菜のサンドイッチのレシピを教えてもらえるのがもうめっちゃ好きです。カーチャン…)

ジムで苦戦したのはハイダイさんかな。というかその前の弟子みたいな人にすら負けた。
理由ははっきりしており、「アチゲータにすべてを焼き尽くしてもらう」一本のスタイルだったためです。火は水に弱い。
このあたりからナカヌチャンとかも育てよう…となった記憶があります。
でも単純にハイダイさん好きだから何度も会えたのはよかった。

四天王戦は
チリちゃん:マルリル(基本は水、最後はフェアリー技)
ポピーちゃん:ラウドボーン(フレアソング火炎放射)
アオキ:キョジンオーン→デカヌチャン(岩技を一個覚えてる)
ハッサク先生:デカヌチャンをテラスタル(フェアリー)
でなんとかした!氷系を全然鍛えてなかったので、後半のデカヌチャンが神すぎることがわかる。

キョジンオーンの名前はしいたけ。

四天王四人のあの感じ、やたらと好きです。全然気が合うことはなさそうなんだけど、だからこその「そうでもないと会ってこなかった四人」っていう感じが楽しい。
あと……なんかハッサク先生が好きです。なんだろう…。テラスタルのモーションがなんかめっちゃかっこいいのもズルいよな。かっこいいし…。
使ってるポケモンがだいたいかっこいいので、思い切り影響を受けてセビエを捕まえに雪山を駆けずり回った。

あとは何より、ネモちゃん。大好き。
すごく絶妙なバランスでできている造形だと思う。
バトル大好きなんだけどそれだけじゃなく、そういう一面を持った明るい友人として印象に残っている。
私にとっては、最初「引っ越し先にいた、いろいろ教えてくれる明るく聡明で頼れる憧れの女の子」として映っていたんですけど、どんどん「懐っこくて元気で甘えてほしくなる女の子」にもなって。
最後の「わたしのライバルになってください!」で極まった。あれをわざと断ってゴネつづけるところ可愛すぎる。
最後に、次やろうよーってはしゃぐ彼女と、やれやれって笑っている周りのみんながいるあの光景が、なんだかすごく嬉しかった。ネモちゃんにそんなに喜んでもらえるだけで私は…十分に満たされた気持ちになってしまうよ。

最終決戦!やっぱテラスタルはしたいよね

残るはエリアゼロの攻略。その前にレホール先生の杭抜きのやつをやるか迷いどころです。
授業もまだ受け終わってないしなー。ながら進行をするか…。